映画を観るとき、「衝撃のラスト!」と宣伝されていても、実際にはそこまで驚かず少し物足りなく感じること、ありますよね。
人生経験が増えると、初めての驚きが少なくなるのは仕方ないことかもしれませんが、『パラサイト 半地下の家族』はその予想を軽々と超えてくる映画でした。
まるで映画に翻弄されるようなドキドキ感と想定外の展開の連続に、気づけば画面に釘付け。
最近、刺激的な映画を観ていない方にこそおすすめしたい作品です。
この記事では、その魅力をネタバレを含めてご紹介します!
🎬 映画あらすじ
舞台は現代の韓国。人口増加による就職難や、資本家の富の増加によって貧富の差が広がる中、貧困家庭のキム家は半地下の家で日銭を稼ぎながら家族4人で暮らしていました。
ある日、大学入試に何度も失敗している長男・ギウが、友人から裕福な家族の娘の家庭教師を頼まれます。
ギウは家庭教師として気に入られ、次第にその家の内情を知ることに。
さらに、妹のギジョンも家族関係を隠して息子の家庭教師として雇われ、キム家は次第に裕福な家族の生活に入り込んでいきます。
しかし、その家には誰も予想しなかった“秘密”が隠されていました──。
ジャンル: ブラックコメディースリラー
視聴リンク: Amazon Primeで視聴する
『パラサイト』は2020年に公開され、アカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞。日本でも大きな話題となりました。
私も気になっていたので、Amazon Primeで視聴しました。
それでは、映画のおすすめポイントをネタバレありでご紹介します!
💡 おすすめポイント①:想定外のオンパレード!
今まで観たどの映画とも違い、想定外の出来事が次々と起こるので、先が読めずにハラハラドキドキ。
映画に翻弄されるような感覚を味わいました。
思わず「ええ、そうなるの!?」と声を上げてしまうシーンも。
特に衝撃的だったのは、金持ち家族の家の地下で“もう一つの家族”と出会う場面です。
まさか地下に誰かが住んでいるなんて、予想もしていませんでした。
しかも、その存在がキム家の計画を狂わせ、事態は一気に混乱へと突き進みます。
地下家族との乱闘や、金持ち家族の帰宅に慌てて片付けるシーンは、息をのむ緊張感。
その後、豪雨によって半地下の家が浸水し、下水が逆流する場面は、視覚的にも衝撃的でした。
さらに、翌日には金持ち家族のパーティーに全員参加しなければならず、もはや思考が追いつかず、ドキドキが最高潮に。
そしてパーティー会場では、地下家族の夫がキム家に制裁を加えるシーンが戦々恐々とした空気を生み出します。
彼の狂気じみた目は画面越しでも恐怖を感じさせました。
さらに、父・ギテクが金持ち家族の社長を手にかけるシーンは予想外の展開でした。
「臭い」という悪口が彼の心に深く突き刺さったのかもしれませんが、まさか行動にまで出るとは…。
ラストでは、ギウが金持ち家族の家を買い、再び家族が再会するという“無理やりなハッピーエンド”で幕を閉じます。
終始何が起こるかわからない展開は、他の映画ではなかなか味わえないスリルでした。
⚖️ おすすめポイント②:対極の関係性がわかりやすい
『パラサイト』では、さまざまな「対極的な関係性」が描かれており、それが物語をより引き立てています。
• 住居の違い: 半地下 vs 高所の豪邸
• 経済状況: お金がない vs お金がある
• 立場: 騙す側 vs 騙される側
• 信頼関係: 依存する vs 利用される
• 計画性: 無計画 vs 計画的
• 社会的地位: 低い身分 vs 高い身分
これらの対比によって、登場人物の性格や行動原理がより理解しやすくなります。
例えば、豪雨の夜にキム家が坂を下って帰宅するシーンは、一見すると単なる帰宅シーンですが、実は「半地下と豪邸の物理的な距離=社会的な格差」を象徴していると考えると、より深みを感じます。
📌 まとめ
想定外の連続でドキドキさせてくれるスリラー映画『パラサイト』は、ありきたりな毎日に刺激を求めているあなたにぴったりの作品です。
人間関係の複雑な対比を楽しみながら、「もし自分があの立場だったら…?」と想像しつつ鑑賞すると、さらに面白さが増しますよ。
ぜひ、一度その“想定外の世界”に飛び込んでみてください!
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