はじめに
ルピシアは初心者にかなり優しい紅茶専門店です。
ただし、それに気づくまでに時間がかかりました。
僕自身、紅茶を飲み始めたばかりの頃は、ルピシアの前を何度も通り過ぎています。
「専門店って、なんだか敷居が高そう」
「知識がないと入っちゃいけない雰囲気がある」
そう感じてしまい、入店する前から気後れしていました。
この記事では、そんな“最初の怖さ”から、実際にどうやって選ぶようになったのか、そして初心者でも失敗しにくい考え方をまとめます。
紅茶に興味はあるけど、専門店はまだ緊張する。
そんな人の背中を、少しだけ押せたら嬉しいです。
初めてのルピシアの恐怖感

紅茶専門店が怖く感じるのは「違いが分からない状態で、選択を迫られるから」だと思います。
紅茶専門店って、普通のスーパーやカフェと何が違うのか、最初はよく分かりません。
棚には聞いたことのない名前の茶葉が並び、香り見本がずらっと置かれている。
その時点で「これは初心者向けじゃないな」と思ってしまいます。
正直に言うと、僕も最初はかなり挙動不審でした。
しれっと店内に入り、香りを一つ二つ嗅いで、店員さんが近づいてきそうになると何も買わずに出る。
そんなことを何度も繰り返していました。
怖さの正体を分解すると、理由はかなりシンプルです。
- 種類が多すぎて、フレーバーも多い
- 飲み方が分からない
- 店員さんと何を話せばいいか分からない
- そもそも自分の好みが分からない
これが全部同時に押し寄せてくるので、「今はやめておこう」となるわけです。
紅茶が嫌いなわけではないのに、選ぶ段階で心が折れてしまう。
これは初心者あるあるだと思います。
ルピシアが初心者向けの紅茶専門店である理由
ルピシアは、お茶に詳しい人だけのための専門店ではありません。
紅茶の知識がほとんどない初心者にとっても、かなり入りやすい紅茶専門店です。
一見すると、専門的で少し敷居が高そうに見えます。
でも実際に何度か利用してみると、印象は大きく変わりました。
「知識がないと買えない店」ではなく、「知識がなくても選べるように支えてくれる店」。
これが、私が感じたルピシアの一番の特徴です。
価格帯が比較的手頃で試しやすい
紅茶専門店というと、高価な茶葉を想像しがちです。
ですがルピシアは、少量から購入できる商品が多く、「まず試してみる」ことができます。
- いきなり高い茶葉を選ばなくていい
- もし失敗してもダメージが小さい
この安心感は、紅茶初心者にとって想像以上に大きなポイントです。
たとえば、ティーバッグ10袋入りの商品は1,000円しないものも多く、1杯あたりにすると100円もしません。
「ちょっと特別な時間に飲む紅茶」としては、ちょうどいい価格帯だと感じます。
もし味が合わなかったとしても、すぐ飲み切れる量なので挑戦しやすいです。
最近は店舗に行くたびに、本命とは別に「気になる茶葉」を2つくらい一緒に買ってしまいます。
種類が豊富で「これ好きかも」が見つかりやすい

ルピシアは、とにかく取り扱っているお茶の種類が豊富です。
- 紅茶
- ルイボス
- 緑茶
- ウーロン茶
- ハーブティー
店舗には常時50種類以上のお茶が並んでいて、その中のどれかが気に入ることが本当に多いです。
万人受けする飲みやすいお茶もあれば、個性がはっきりした尖った茶葉もあります。
そのバランスが絶妙なので、何度行っても新鮮さがあります。
季節ごとのお茶があって、選ぶのが楽しい

季節限定のお茶があるのも、ルピシアの魅力です。
- 産地ごとの紅茶クオリティシーズン
- クリスマス向けのブレンド
- いちご、栗、桜、チョコなどの季節のお茶
「今はこういう季節なんだな」と感じられて、自然とトレンドも掴めます。
お店に立ち寄るだけで、ちょっと楽しい気分になります。
また、ルピシアはフレーバードティーが充実しているだけでなく、
ノンカフェインの選択肢も豊富です。
- デカフェ紅茶
- ルイボス
- ハーブティー
さらに、それぞれにフレーバーの違いがあります。
産地や製法の知識がなくても、「美味しい」「好きかも」と素直に感じやすいラインナップになっています。
店員さんの距離感がちょうどいい
正直に言うと、私は「店員さんが怖い」と感じるタイプです。
そんな私から見ても、ルピシアの店員さんはとても話しかけやすいです。
「売る人」ではなく、「一緒に探してくれる人」という距離感で接してくれます。
何度か通って気づいたのですが、「初心者なんですが」と伝えると、説明の仕方や提案が明らかに変わります。
専門用語を並べるのではなく、
- いつ飲みたいか(朝・夜・リラックスタイム)
- 香りは強い方がいいか、控えめがいいか
といった、感覚ベースの質問から話を進めてくれます。
このやり取りがあるだけで、「紅茶専門店=怖い場所」という印象は一気に薄れました。
少し知識がついてから行っても、ちゃんと話を広げてくれるので、勉強したことを試せる場所としても個人的に面白いと感じています。
紅茶の選び方
紅茶専門店では「自分で正解を出そう」としない方がうまくいきます。
ルピシアの紅茶が選びにくいのは、単に選択肢が多いからです。
世界の産地別紅茶だけでも、ダージリン・ウバ・キームンといった三大紅茶が揃い、
さらに季節限定のクオリティシーズンの紅茶まで並びます。
紅茶に慣れていない段階では、正直どれも同じように見えます。
いきなり横文字の洪水を浴びる感じで、学生時代の世界史を思い出しました。
さらに、名前から味が想像しにくいのもハードルです。
「アッサム」「ピッコロ」「アダージオ」など、おしゃれだけど、味はまったく想像できません。
説明文を読んでも、「自分に合うかどうか」は判断しづらいです。
僕自身、最初は一人で香りを嗅ぎ続けていましたが、
途中で鼻が疲れてしまい、結局よく分からなくなって何も買わずに帰ったことがあります。
この失敗から学んだのは、一人で全部決めようとしないことでした。
今では、ルピシアではほぼ毎回、店員さんと話して決めています。
用途や時間帯を伝え、茶葉のことを聞きつつ、気になっている別のお茶についても質問して情報を集める。
この方が、結果的に満足度の高い買い物ができています。
初心者の方は、最低限この4つだけ決めて行くと楽になります。
- 紅茶・ルイボス・緑茶・烏龍茶のどれか
- カフェインあり/なし
- フレーバードあり(果実系かそれ以外)/なし
これだけで、選択肢はかなり絞れます。
おすすめのルピシア紅茶
紅茶


デカフェ紅茶


ルイボス


グリーンルイボス


福袋という選択肢
福袋は「自分の好みを知るため」に向いています。
福袋の最大のメリットは、種類を一気に試せることです。
単品で選ぶのが怖い人ほど、福袋は相性がいいと感じました。
一方で、向いていない人もいます。
好みが完全に固まっている場合、飲みきれない茶葉が出る可能性があります。
僕自身、最初の福袋では「これは合わないな」と感じる紅茶もありました。
ただ、それがあったからこそ、「夜はルイボスがいい」「仕事中は香りが控えめな方がいい」と整理できるようになりました。
福袋の体験談については、別記事で詳しくまとめています。
まとめ
紅茶専門店が怖く感じるのは、知識不足ではなく、選び方が分からない状態で放り込まれるからです。
ルピシアは、実際には初心者でも選びやすい要素が揃っています。
目的と最低限の軸を決め、分からないところは店員さんに頼る。
それだけで、紅茶選びのハードルは大きく下がります。
正解は一つではありません。
時間帯や気分で変えていいし、失敗しても経験になります。
この記事が、「ちょっと入ってみようかな」と思うきっかけになれば嬉しいです。




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