🧭 はじめに:社会人になっても勉強は続く
社会人になっても、勉強を続けている人は意外と多いですよね。
私もその一人です。仕事ではエンジニアとしてIT資格の勉強を中心に取り組んでいますが、勉強というのはいつになっても「自分が何も知らない」と思い知らされる体験です。
それでも、知識を積み重ねて“知らない世界を知る”ことには、どこかワクワクする冒険のような感覚があります。
学生時代は正直、勉強が大嫌いでした。
机に向かうと急に部屋の掃除を始めたり、スマホを触って時間を溶かしたり。ようやく勉強を始めても、10分も経たずにあくびが出ていました。
でも、今は違います。
紅茶をお供にすることで、勉強が「少し楽しみ」になったんです。
香りを感じながらカップを手に取ると、自然と集中モードに入れる。
そんな“スイッチ”を見つけてから、勉強の質も続ける力も変わりました。
🧠 紅茶に含まれるカフェインと記憶力の関係

ここで少し科学的な話を。
紅茶に含まれるカフェインとテアニンの組み合わせは、「覚醒とリラックスのバランス」が絶妙なんです。
- カフェイン:脳内のアデノシンという“眠気物質”の働きをブロックし、眠気を抑えて集中を助ける。
- テアニン:お茶特有のアミノ酸で、心を落ち着かせる作用がある。
紅茶のカフェインはゆるやか
コーヒーにもカフェインは含まれていますが、紅茶の方がゆるやかに体に入っていくため、急に切れるような“カフェインクラッシュ”が起きにくいんです。
私自身、夜にコーヒーを飲むと2時間後にドッと疲れが出て再開できないタイプでしたが、紅茶なら2〜3時間の集中が持続します。
“やり切ったあともまだ少し頑張れる”のが紅茶のいいところです。
また、カフェインは記憶の定着にも一役買うといわれています。
ただし、「飲んで覚える」よりも「覚えたあとに飲む」方が記憶に残りやすいという研究もあります。
私の体感でも、勉強後に紅茶をゆっくり飲むことで頭の整理がしやすく、復習のとき「あの香りのときの勉強だ」とすぐ思い出せる感覚があります。
紅茶特有のテアニンは長く落ち着いた集中に
紅茶には、テアニンというお茶特有のアミノ酸が含まれています。
この成分は脳を穏やかに整え、気持ちを落ち着けながらも集中力を保つサポートをしてくれるといわれています。
医薬的な効果が確立されているわけではありませんが、リラックスと集中のバランスを整える習慣として取り入れる人が増えています。
試験前など、焦りから「早く覚えなきゃ」と力んで逆に効率が落ちることってありますよね。
私自身も、そんな時に紅茶を飲むと呼吸が整って「まず一つずつやろう」と冷静になれます。
焦っても頭は動かない、だからこそ落ち着いて集中できる状態を作ることが大事なんだと気づきました。頭の中でぐるぐる考えてしまう日でも、テアニンを含む紅茶を飲むと自然と余計なことを考えずに、今やるべきことに集中できる気がします。
まさに紅茶は“静かな集中”をくれる一杯です。
☕ 私の勉強ルーティンと紅茶の使い方
私の勉強ルーティンは、いたってシンプルです。
- 勉強前に紅茶を淹れる(香りで気分を切り替える)
- 30分集中してインプット
- 紅茶を2〜3口飲んでリセット
- 「今の30分で何を学んだか」を声に出して自分に説明
この4ステップだけ。

ですが、この「紅茶で区切る」という仕組みが驚くほど効果的なんです。
人間の脳は、嗅覚と記憶が密接に関係しています。
私は「この内容を勉強したときはアールグレイの香りだったな」と思い出すことがよくあります。
つまり、香りが記憶を引き出すトリガーになるんです。
また、“紅茶を淹れる”という行為そのものが「勉強を始める儀式」になっており、机に座るハードルを下げてくれます。
特に、やる気が出ない夜にはこの1杯が心の助走になります。
🍋 ① アールグレイ|集中を取り戻す香りスイッチ
中だるみした午後におすすめなのが、アールグレイです。
ベルガモットという柑橘の香りが鼻を抜ける瞬間、気持ちがスッと軽くなります。
私が愛用しているのは「トワイニング レディグレイ」。
通常のアールグレイよりもレモンピールが加わっており、より明るい香りが特徴です。
勉強中はどうしても抽出時間を忘れてしまうことがありますが、このレディグレイはティーバッグを入れっぱなしでも渋くならないのが最高。
香りでリセットしながら、再び集中へ戻る。私の“午後スイッチ”です。
爽やかなベルガモットとレモンピールの香りで、集中リセット。午後の勉強タイムに最適です。

🍇 ② ダージリン|朝の覚醒を助ける一杯

「朝からやる気が出ない…」そんなときは、ダージリン。
“紅茶のシャンパン”と呼ばれるほど香りが豊かで、特に春摘みのファーストフラッシュは格別です。
冬の寒さを耐えて春に芽吹く茶葉から作られる紅茶で、爽やかな青みとフレッシュな香りが特徴。
「ファーストフラッシュ」を知ってるだけで紅茶の通な世界に踏み入れてますが、1度は経験して欲しい紅茶です!
私は朝活や出勤前の勉強の際、この一杯を淹れると一気に脳が目覚めます。
ホットもいいですが、個人的にはアイスティーにしてキリッと飲むのが好きです。
口の中に残る軽い渋みが「今日もやるぞ」という気分に変えてくれます。
芳醇で軽やかな香りが特徴。朝の集中スイッチを入れる一杯としておすすめです。
🍫 ③ アッサム|根気が必要な長時間勉強の味方
長丁場の勉強に強いのがアッサム。
インドのアッサム地方で採れる茶葉は濃く、甘みとコクが特徴です。
私は夜の資格勉強や、レポート作業など“粘り”が必要なときにアッサムを選びます。
カフェイン量が多めで、集中を長く保てるのが魅力。
そして何より、ミルクティーに相性抜群。
世の中の多くのミルクティーはこのアッサムがベースと言われています。
夜に疲れた頭を癒しつつ、もうひと頑張りできるやさしさの味です。
コク深い味わいで、ミルクティーにも最適。夜の集中タイムや資格勉強のお供に。
🧾 紅茶×勉強の最適タイミングまとめ
| タイミング | おすすめ紅茶 | 特徴 | 飲み方 |
|---|---|---|---|
| 朝 | ダージリン | 覚醒・リフレッシュ | ストレート or アイス |
| 午後 | アールグレイ | 香りで再集中 | レモンティー |
| 夜 | アッサム | 集中持続・安定化 | ミルクティー |
🔁 紅茶で集中ルーティンを作るコツ

- 勉強前に紅茶を淹れて「やるぞ」と気持ちを切り替える
- 香りを1呼吸感じて、リラックスしてから机に向かう
- 飲みながら“呼吸のリズム”を整えることで自然に集中状態に入る
紅茶は「ただの飲み物」ではなく、勉強モードへ切り替える儀式です。
この“小さな習慣”が、結果的に学習の継続率を上げてくれます。
💬 まとめ:紅茶は“努力を習慣化する相棒”
勉強は根性よりも「続ける仕組み」が大事です。
紅茶はその仕組みを自然に作れる飲み物。
- カフェインで集中を助け、
- テアニンでリラックスを与え、
- 香りで気持ちをリセットする。
科学的にも、心理的にも“無理なく頑張れる”構造を持っています。
私にとって紅茶は、「やる気を思い出させてくれる相棒」です。
忙しい社会人こそ、紅茶で学びの時間を穏やかに整えてみてください。









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